40代の大工さんがなりやすい筋肉がかたまったような肩こりの解消法

こんにちは。

藤井寺市惣社にあります「荒戸接骨院・鍼灸院」院長の荒戸佑介です。

 

先日、「天井を張る仕事をしてから肩がこって治らない」と大工さんをしている男性患者さんからお話を聞くことがありました。

今回のブログでは、大工さんがなりやすい肩こりや肩の筋肉の痛みについて、解消法などをまとめてみました。

お悩みの方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

 

 

肩の筋肉がかたまったような肩こり

 

大工仕事をされていると、「ここ最近、天井を貼る仕事が多くて肩の筋肉がかたまってしまった」とお悩みのかたもおられるのではないでしょうか?

ずっと腕をあげっぱなしの姿勢はつらいですよね。

やっと腕をおろしても、肩の筋肉がカチカチのままで痛みを感じる方もおられるかもしれません。

どうにかしたいと思って揉んだり叩いたりしてもビクともしない。納期も迫ってるししばらくは同じような仕事が続くと思うと気が滅入ってしまいますよね。

 

 

肩の筋肉がかたまってしまうのはなぜ?

 

肩の筋肉は、腕をあげる姿勢のときに力がはいります。

力がはいった筋肉は、縮こまってかたくなると同時に血管を圧迫します。

血管が圧迫されると、酸素や栄養が筋肉にいきとどかなくなるので、筋肉は固くなり動けなくなってしまいます。

 

腕を上げっぱなしで仕事をしているときに、肩と一緒に首や腕もダルくなってきますよね。場合によっては手先がシビれる時もあるかもしれません。

あれは腕や首への血のめぐりが悪くなってしまうことで感じる症状なんです。

そうして固くなった筋肉は、腕をおろした後も血のめぐりが悪いままになるので筋肉もカチカチにかたまったままになるんです。

 

 

肩の筋肉がかたまったような肩こりの解消法

 

筋肉がかたまったときに、真っ先に頭に浮かぶのが「揉んで柔らかくする」という方もおられるのではないでしょうか?

もしくは、もうすでにご家族によく肩を揉んでもらっている。という方もおられるかもしれませんね。

 

肩をもむと最初は気持ちよく感じますが、実は筋肉の繊維をキズつけてしまいます。

そうなると後に痛みがでたり、よけいに筋肉が固くなります。

 

ですので、かたまっているときやコリを感じるときに「揉む」「たたく」などの強い刺激をあたえるのはおすすめできません。

 

もし「コリを感じたらどうしても手が肩にいく」という場合は、優しくさする程度にすることをオススメします。

 

それでは、かたまった筋肉の解消法をお伝えしますね。

お仕事の合間、休憩中などに2〜3回ずつやるようにしてください。

 

◉首のストレッチ

イスに座るか立った姿勢でおこなってください。

今回は立った姿勢でのやり方をご紹介します。

1.まっすぐ立ちます。

2.右手で頭の左側に手をかけます。

3.手で頭を右に倒していきます。

※このとき、体ごとついてこないように気をつけてください。

 

4.左の首から肩が伸びているのを感じるところで止めて、20秒数えます。

※伸びているのを感じにくい場合は、頭を少しずつ前に倒したり後に倒して伸びるところを探してみてください。

 

5.頭をもどし、今度は左手で1〜4と同じようにします。

 

◉背中のストレッチ

1.右手で左の手首を持ちます。

 

2.左の手のひらを前に向けます。

 

3.右手で左手を押し出すように前に伸ばしていきます。

4.同時に、背中をうしろに突きだします。

 

5.そのままの姿勢で呼吸をとめず20秒数えます。

6.一気に力を抜いて腕をおろします。

7.腕を入れかえ1〜6と同じようにします。

 

※ストレッチのコツ

1.「伸びてて気持ちいいな」と思う強さでする。

2.ゆっくり大きな呼吸を意識する。

3.その姿勢で体のどこかが痛い場合は無理をせずできることだけをする。

4.必ず左右両方する。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

腕を上げっぱなしにしたときにでる肩こりや肩の痛み。

つらいけど仕事だからしょうがない。とお悩みの方は、今回の方法を試してみてくださいね。

もし、やってみても痛みがとれない場合や、すでに腕のしびれや首の痛みなどほかへの影響が出ている場合は、体の状態をしっかりみて治療してもらえる接骨院や整体院を受診することをおすすめします。

 

柔道整復師・鍼灸師 荒戸佑介

 

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