私は学生時代、友達や先輩の誘いをきっかけに、小学校、中学校、高校と9年間ソフトボールをしていました。
その中でも中学校のソフトボール部の練習はとてもきつく、お休みは盆と正月しかなく、オーバーワークで練習中に足を捻挫したり、ボールが当たって打撲したりなど、怪我の絶えない子供でした。
その怪我の度に近所の接骨院でテーピングなどをしてもらっていて、試合前など安心してプレイができていたことを覚えてます。

そんな私も高校は英語を学びたいと国際科コースにに進んだものの、縁あってその高校のソフトボール部に入りました。
しかし、そのクラブでは私をのぞいて部員がみな初心者で私がみんなにバットの振り方からキャッチボールの仕方を教えることになり、人に身体の使い方など教えることの大変さを身をもって知りました。

そんな時、プレーヤーと指導を兼ねていたのが原因なのか腰痛に悩まされるようになり、生まれて初めて鍼灸治療を受け、その効果の素晴らしさを実感しました。
施術をしてもらった先生が女性だったこともあり、私もスポーツや怪我でつらい思いをしている人のお手伝いがしたいと思い国際科コースから初の鍼灸大学に進みました。

そこで4年間鍼灸の勉強をしているうちに、子供時代にお世話になった接骨院の先生のようにテーピングをしたり捻挫の治療にも携わりたいと考えるようになり大学卒業後、柔道整復師の資格をとるために専門学校へ通い、そこで今の主人と知り合い、卒業後、荒戸接骨院で働くことになりました。

主人と結婚後子供2人に恵まれましたが、その度につわりがひどく仕事を休み、出産でも長く仕事から離れていました。
「復帰しても以前のような施術ができるのか?」と不安に思いましたが、主人のサポートやスタッフなど周りに助けられ、一番大変な時を乗り越えることができました。

子供が小さい間の仕事と家事の両立は大変でしたが、子供をもつことにより同じように子供をもつお母さんの大変さもよくわかりました。
特に、うちの娘は夜泣きがひどく私も主人も睡眠時間をけずられ、「何とかならいかなぁ?」と悩んでいた時期がありました。その時、私自身も幼い頃にしてもらっていた子供専用の皮膚に刺さない摩擦をする「小児鍼」を思い出しました。
「小児鍼」を娘に施術したところ、夜泣きも以前よりおさまり、急に泣き出したりする回数も減りました。
そんな経験から、子育てにお悩みのお母さん達に、おうちで赤ちゃんのケアができるスキンタッチ教室を開くようにもなりました。

今は来院される患者さんの子育ての悩みやその方自身の身体の悩みをお聞きして、自分の体験や身体の使い方(ストレッチや体操など)をお話ししたりすることで、少しでも来院されている方の心の不安や身体の痛みに寄り添い治療したいと考えています。

荒戸千明
さらに、これからは「お顔のしわやたるみが気になる」といった女性が最も気になるお肌のお悩みや、「以前のように疲れがとれない」「変わったことをすると痛みがすぐでる」などお身体を整えるメニューにも力を入れていきます。

荒戸接骨院・鍼灸院に来て良かった!と笑顔で言ってもらえるように日々精進したいと思います。

荒戸接骨院・鍼灸院
副院長 荒戸 千明