こんにちは。大阪府藤井寺市惣社の荒戸接骨院・鍼灸院 院長の荒戸佑介です。
ソファに座っているとお尻が痛くなってきて長く座れない。
といった症状でお困りではありませんか？
病院や整骨院を受診したら「坐骨神経痛ですね」と言われた方もおられるかもしれませんね。
今回のブログでは、そんな坐骨神経痛の時に気をつけたら良い座り方のポイントをお伝えします。
お悩みの方はぜひ最後までお読みくださいね。
座っても痛い坐骨神経痛
立ち仕事や家事をされていて、お尻や足が痛くなってきた。
また、お買い物や通勤などで歩いていたら足がダルくなって休憩しないと長歩きができない。
立ったり歩いたりがつらいのでソファに座って休もう…
と思ったら、座っていてもお尻や足が痛くなってくる。
痛みが続くので病院で痛み止めや血のめぐりをよくするお薬をもらった。といったお話は、当院に来院される患者さんからもよくお聞きします。
お薬で良くなった場合はいいですが、なかなか良くならず「歩けなくなったらどうしよう…」「手術でもしないとアカンのかな？」と不安に感じる方もおられるのではないでしょうか？
坐骨神経痛を軽くするには？
そんなお悩みの多い「坐骨神経痛」。
実は「坐骨神経痛」というのは、病名ではなく症状の名前です。
イラストのように、腰から足にのびる『坐骨神経』という名前の太い神経があります。
その神経が、なんらかの原因で腰まわりやお尻のあたりで圧迫され、神経の信号をうまく伝えられなくなると、その行き先（お尻・太もも・ふくらはぎ）に「痛み」が出てきます。
神経が圧迫をうける原因はさまざまで、病院でMRIを撮って「ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」と診断を受けたかたや、「お尻の筋肉が固くなっているからです」といわれた方もいらっしゃるのではないでしょうか？
どの原因にしても神経が圧迫されることで痛みが強く出るので、痛みを軽くするには神経が圧迫を受けにくい姿勢でいることが重要になります。
坐骨神経痛の時に気をつければ良い座り方のポイント
先述したとおり坐骨神経痛の原因である「神経が圧迫される場所」は腰まわりやお尻のあたりが多いので、神経の圧迫をうけにくくするには腰の位置が重要になります。
腰の正しい位置（一番リラックスする位置）は、写真のように程よく前に反っているところです。
この腰の位置をキープするのが座り方のポイントになります。
1.食卓やデスク用のイスに座る
腰の正しい位置を確保するために良いイスは、股関節や膝が大体90°になるイスです。
たとえば食卓のイスや、デスク用のイスですね。
坐骨神経痛が強く出ている時は、なるべくこういった椅子に座ることをオススメします。
●座り方のポイント
1．椅子に深く腰かける。
2．背筋をまっすぐにする。
3．左右のお尻にある骨がイスにあたるように座る。
背中が丸くなったり強く反らしすぎると腰の位置が正しく無くなるため、腰のまわりにある筋肉にストレスがかかり、坐骨神経痛の原因になってしまいます。
2．クッションや座布団を使う
「なるべくイスに座る」は前項で書きましたが、状況によってイスがない場合もありますよね。
たとえば生活環境によって、ソファや座卓がほとんどでイスの生活をされていない場合や、お仕事がら車に乗ることが多い場合です。
ソファは腰が沈んで丸くなってしまうので、坐骨神経痛のかたにはあまりおすすめはできません。
また、車のシートや座椅子などは腰と背もたれの間に隙間ができます。そうすると腰が丸くなって筋肉に負担がかかり、やはり坐骨神経痛が出やすくなります。
とはいえ生活するうえで避けられない！というときは、クッションや座布団を使います。
ソファ・座椅子・車のシートはどれをとっても腰が丸くなる姿勢になりがちです。
ですので、クッションや座布団を腰に当て、腰がなるべく正しい位置にくるようにすると坐骨神経痛はやわらぎます。
クッションなどを当てる時は、「ちょっと押されてる」と感じる程度にシッカリ腰に当てるのがポイントです。
また、沈みすぎるソファの場合はお尻の下にも座布団を入れると安定しやすくなります。
3．長く座らない
これまでに書いたような対策をしても、座る時間が長くなるとどうしても腰に負担がかかり坐骨神経痛が出てきます。
症状がひどい時は30分〜60分に一度（腰や足が痛くなってくるまでに）「立ち上がる」「寝転ぶ」など姿勢を大きく変えることをオススメします。
まとめ
いかがでしたか？
坐骨神経痛がひどい方は、つらい痛みが少しでも和らぐように今回のポイントに気をつけて座るようにしてください。
なお、坐骨神経痛でお悩みの方は整体治療で良くなる可能性があります。
病院に行って「ひどくなったら手術をしましょう」と言われた方や、何年も坐骨神経痛でお悩みの方は当院にもたくさん来られます。
症状が出てもあきらめず、しっかりとみてもらえる治療院をお探しくださいね。
柔道整復師・鍼灸師 荒戸佑介
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