こんにちは。大阪府藤井寺市の荒戸接骨院・鍼灸院院長の荒戸佑介です。
「イスから立ち上がるときに腰が痛くて伸ばせないんです…」とおっしゃる方は、当院に来られる患者さんの中でもとても多い腰痛症状の一つです。
今回はこのような「お仕事やご自宅でイスから立ちあがるときにつらい腰痛」について書いてみました。同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ今回のブログをお読みください。
イスから立ち上がるとき腰痛がつらい…
たとえば…お仕事中イスから立ち上がろうとしたら腰が痛くてサッと立てないときや、ご自宅でテレビを観ていて「さて、用事しよ!」と思って立ち上がったら、腰が痛くてのばすのに時間がかかる。といったことはありませんか?または、車から降りたら腰が痛くて一歩目がなかなか出ないといった場合もあるかもしれません。
私自身、腰痛に悩まされた時期があったので、サッと立てなかったら人の目もあって恥ずかしいし、用事があるのに動けなかったらイライラしてヤル気もなくなってしまう。なんて経験をしたこともありました。なんとか腰痛が出ないように、座り方を変えてみたりイスを変えてみたりと色々手を尽くしても楽にならないと本当につらいですよね。
それでは、なぜ立ち上がるときに腰痛を感じたり腰が伸びなくなってしまうんでしょうか
イスから立ち上がる時につらい腰痛を解消するためには?
実は、イスから立ち上がるときの腰痛は血のめぐりが悪くなることで、腰のまわりにある筋肉が「座った姿勢のまま固まってしまうこと」が原因でおこるんです。
たとえば正座をしたあと立ち上がったら足が痛くなった…といった経験はありませんか?足への血のめぐりが悪くなって筋肉が固くなって痛い。あれと同じなんです。
イスから立ち上がる時につらい腰痛を解消するストレッチ3選
それでは、腰まわりの筋肉の血のめぐりをよくして柔らかくするストレッチを3つご紹介しますね。座ったままできるストレッチですので、長い時間座らないといけないときや、普段から立ち上がる時に腰痛を感じる方はぜひやってみてください。
1.骨盤まわりのストレッチ
骨盤のまわりの筋肉をゆるめることで良い座り方がしやすくなって立ち上がる時も楽に立てるようになります。
♠背もたれがある椅子の場合はイスに浅く腰かけましょう。
1.姿勢をまっすぐにして両手を腰に当てます。
2.息を吐きながらおへそを覗き込むように背中を丸めます。
3.大きく息を吸いながら胸を張るように体を反ります。※その時、腰に当てた手で腰を少し前に押し出します。
4.そのままの姿勢でひと呼吸(10秒程度)
♠2〜4を3回くり返します。
2.太ももの前を伸ばすストレッチ
太ももの前の筋肉は腰にもつながっていて立ち上がる時に重要な場所ですので、しっかり伸ばしておきましょう。
1.お尻の半分がイスからはみ出るように座ります。
2.はみ出した方の足をできるだけ後ろに引きます。
※足はまっすぐ後ろに引きましょう。
3.姿勢をまっすぐにすると太ももの前が伸びる感じがします。
※伸びた感じがしない場合は、体を少しずつ反らしましょう。
4.太ももの前が伸びているのを感じながら呼吸を止めずに20秒間伸ばす。
♠足を入れ替えて1〜4と同じようにやってみましょう。
3.背伸びをしながら脇やお腹を伸ばすストレッチ
脇やお腹は座っていると固まりやすい部分ですので、伸ばすと立ち上がりが楽になります。
♠まずイスに深く腰かけましょう。
1.姿勢を正して手のひらを外に向けてバンザイします。
2.手をクロスさせて掌をあわせます。
3.息を吸いながら天井に向かって伸びます。
4.ゆっくり息を吐きながら体を右に倒します。
5.息を吸いながら体をまっすぐに戻します。
6.ゆっくり息を吐きながら体を左に倒します。
♠手を入れ替えて3〜6をくり返します。
◉ストレッチのコツは
1.「伸びてて気持ちいいな」と思う強さでする。
2.ゆっくり大きな呼吸を意識する。
3.その姿勢が痛い場合は無理をせず、できることだけをする。
です。
すべてのストレッチを同時にする必要はありませんので、その状況でやりやすいストレッチを選んでやってみてくださいね。特に立ち上がる前にするのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
イスから立ち上がる時に腰痛がつらい方は、ぜひこのストレッチをやってみてくださいね。
もしストレッチを試しても「やっぱり立つ時が痛い…」という場合は、違うところに腰痛の原因があるのかもしれません。
あまり我慢をせず、当院までご相談くださいね。
柔道整復師・鍼灸師 荒戸佑介
お電話でのご予約はこちら↓
📞072−952−0053
webでのご予約はこちら↓