こんにちは。藤井寺市惣社にあります荒戸接骨院・鍼灸院 院長の荒戸佑介です。
腰痛で来院されたかたの質問で多いのが「寝方が悪いんでしょうか?」「腰によい寝方ってどっち向きですか?」といった内容です。腰痛でお困りのかたにとって、少しでも腰が楽になる寝方があればうれしいですよね。そこで、今回のブログでは腰痛のかたにオススメの「寝方」について書いてみました。どうぞ最後までお読みください。
毎日のように感じる腰痛を改善したい。
朝起きるとき体を起こすと腰が痛い。また、仕事中や家事の最中、毎日のように腰痛を感じている。などの症状でお困りではないですか?
腰痛で動きにくいし、急にひどい痛みになったらどうしよう…と不安になってしまいますよね。
運動や体操が腰痛にいいのはわかっていても、仕事が忙しくて運動ができなかったり、家事や子育てで時間が取れなくてケアができない。という方はたくさんおられると思います。
こうなったらテレビCMでみた高級なマットレスに変えた方が良いのかな?とお考えの方もおられるかもしれませんね。
そんな腰痛でお悩みの方は、まずは寝方を変えることで腰痛が楽になるかもしれません。
腰痛を改善するのに寝方は関係ある?
今腰痛でお悩みのかたの中には、そもそも腰痛に寝方って関係あるの?とお考えの方もおられるかもしれませんね。
実は…関係大アリなんです。
腰痛と寝方の関係には、「腰の位置」が深く関わっています。
腰の正しい位置(一番リラックスする位置)は、写真のように程よく前に反っているところです。
その位置がこのように反りすぎていたり→
←逆にまっ直ぐになると…
腰の周りにある筋肉にストレスがかかります。
多くの腰痛は、ふだんの姿勢やくり返しの動作で、この腰の正しい位置(リラックスする位置)が崩れてしまうのが原因。位置が崩れると腰の筋肉のストレスは大きくなりそのまま固まってしまうので、正しい位置に戻せなくなります。
これは寝方にも言えることで、腰が正しい位置にくる寝方をすると腰回りの筋肉はリラックスできて腰痛は楽になっていきます。
なんといっても、寝ている時間は1日のうちで一番体がリラックスする時間ですもんね。
腰痛が改善する寝方とは?
さて、それでは腰が正しい位置になる寝方をご紹介します。
・横向きで寝る場合
腰痛でお困りの方には横向きに寝るのが一番正しい位置になる場合が多いです。ふだんは上を向いたり下を向いたりしてる方も、腰痛のときは一度横向きを試してみてください。
どちらかの腰が痛い場合は、痛い側を上にして寝るのがオススメです。
しかし、痛い側を上にした方が痛みが強くなる場合は下にしても構いません。腰が楽に感じる方向で寝転ぶようにしてください。
●横向きのオススメの寝方
膝の間にクッションや布団を挟みます。
少し体を丸めた姿勢にします。
布団を丸めて抱きついたり、抱き枕を使ってもいいですね。
※マットレスの不具合などで腰の部分が凹んで安定しない場合や、腰が沈んでしまうと感じる場合は、バスタオルを3つ折にたたんで腰の下(くびれができるあたり)に敷くと安定します。
・上向きで寝る場合
上むきで寝る場合、写真のように太ももが伸びると腰は強く反ってしまいます。そのまま真っすぐに寝ると先述した「腰の位置が崩れる」形になってしまうので、腰痛のときにはあまりオススメできません。
でも、どうしても上向きでしかよく寝られない!という方は、下記の方法をお試しください。
膝を曲げて寝転びます。
膝の下に布団を丸めたものや大きめのクッションを挟みます。
こうすることで太ももが曲がって腰も正しい位置になります。
居間でちょっと寝転びたい時などは、床に寝転んでソファに足を乗せるような姿勢が良いですよ。
・下向きで寝る場合
下向きはどうしても腰が反る形になるので、腰痛の方にとっては一番つらい寝方であることが多いです。
体操などで短時間下を向くのは良いですが、長時間下向きに寝るとそれだけでも腰に負担がかかってしまいます。ですので、ふだん下向きで寝ている方も腰痛のときには別の寝方にすることをオススメします。
※ふだん下向きで寝ている方が必ず腰痛になるということではありません。腰痛がないときは自分が一番楽な向きで寝ても大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?
腰痛を改善させるために、夜寝るときや休憩がてら寝転ぶときは今回の寝方を試してみてください。
寝方を試してみたけど痛みが変わらない場合は、腰痛の原因が体の別のところにあるのかもしれません。なかなか治らない腰痛でお困りのかたは、信頼できる整骨院や整体に行ってみることをオススメします。
柔道整復師・鍼灸師 荒戸佑介
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