あけましておめでとうございます。
大阪府藤井寺市惣社にあります「荒戸接骨院・鍼灸院」院長の荒戸佑介です。
成人式は、一生に一度の大切な日ではないでしょうか。きれいな着物や振袖で写真を撮ったり、久しぶりのお友達と再会したりと、楽しみがたくさんありますよね。
ただその一方で、毎年必ず聞こえてくるのが「むちゃくちゃ寒かった」という声。成人の日は寒波がきたり大雪が降ったりと、毎年冷え込む時期でもあります。
また、着物は見た目以上に体が冷えやすい服装です。
「たくさん着込めない」
「下に厚手の服を着ると着崩れが心配」
そんな事情から、寒さ対策を我慢してしまう方も少なくありません。
そこで役立つのが「カイロ」です。
でも、実は貼る場所によって「思ったほど温まらない」「逆に不快に感じてしまう」ということもあります。
この記事では、着物でも使いやすく、成人式の日に取り入れやすい「カイロを貼るおすすめの場所」を、体の仕組みを踏まえながら分かりやすくご紹介します。
「寒さでつらい成人式だった」と後悔しないために、ぜひ事前の準備として参考にしてみてくださいね。
成人式の寒さ対策で知っておきたい「着物が冷えやすい3つの理由」
成人式の日に「思っていた以上に体が冷えた」という声は、毎年本当によく聞きます。実はこれ、気合や体質の問題ではなく、着物の構造そのものが関係していることが多いんです。

理由は、
①首・手首・足首といった“冷えやすい部分”が外に出やすい。
体の中でもこれら「首」のつく部分は、冷たい空気にさらされると冷えやすく、冷えると体全体が寒く感じる場所。ふだんの洋服とちがい、着物は防寒を目的とした服ではないため、どうしても冷えやすい作りになっています。
②帯でお腹まわりが強くしめられる。
お腹には内臓が集まっており、ここが冷えると全身の血のめぐりにまで影響がでる場所です。そのお腹を帯で締め付けられることで血のめぐりが滞り、いつもの服装より全身が冷えやすくなります。
③長時間外に立っている・歩いている時間が多い。
成人式当日は、式典・移動・写真撮影などで、意外とじっとしている時間が長くなります。また着物は体を大きく動かせないという特徴もあります。
そうやって、筋肉を動かさない時間が続くと体の熱が作られにくくなり、冷えを感じやすくなります。
このように、着物は見た目が華やかな反面、体の仕組みから見ると冷えやすい条件がそろっている服装です。だからこそ「我慢する」のではなく、体に負担をかけない寒さ対策を事前にしておくことがとても大切になります。
次の項目では、着物でも無理なく取り入れられる、カイロを使った具体的な寒さ対策についてお伝えしていきますね。
成人式の寒さ対策に効果的!着物でも使えるカイロを貼るおすすめの場所
ふだんから、当院でも「カイロを貼ったのに、あまり温かく感じない」といった声をよくお聞きします。
実はカイロは、どこに貼るかで体の温まりかたが大きく変わるんです。
特に成人式のように着物をきる場合は、「とりあえず貼る」より『体の芯を温める場所』を狙うことが寒さ対策のポイントになります。
① おへその下

まず一番おすすめなのが、おへそから指2〜3本分下あたりです。
この周辺には腸、膀胱、(女性であれば)子宮などの内臓や、太い血管が集まっており、ここを温めることで全身の血流が良くなりやすいと考えられています。
実際、冷え症の方や手足が冷えやすい方は、「お腹が冷えている」ケースが非常に多いです。また下腹部は体の中心なので、体を動かしているときでも動きにくい場所。
着物の場合でもズレにくく安定して温めることができます。
② 骨盤の中央(ウエストの少し下)

次におすすめなのが、骨盤の中央あたりです。
ここは、下半身につながる太い血管が近くを通っており、温めることで足先まであたたまりやすいポイントです。また、体をリラックスさせる神経もあるため、全身まで温かく感じる場所でもあります。
ただし、帯の真下に直接はると圧迫されて火傷の原因になったり、歩いたときに違和感が出ることがあるため、帯より少し下を目安にすると良いでしょう。
③ 太ももの付け根(前側)

意外と知られていませんが、太ももの付け根(前側)も寒さ対策として効果的です。
この部分には太い血管が通っており、ここを温めると下半身全体が冷えにくくなります。振袖や着物は足元から冷えやすいため、立っている時間が長い場合や「足先が特に冷える」という方にはおすすめの場所です。
ただし、動いたときにズレやすかったり、座っている時間が長いと太ももに押し付けられ熱さを感じてしまうので、式典の形式によっては不向きかもしれません。ご注意くださいね。
このように、成人式の寒さ対策では
「体の末端」ではなく「体の中心や太い血管の近く」を温めることが大切です。
寒さ対策を失敗しないために成人式で着物にカイロを貼る際の注意点
カイロは手軽で便利な寒さ対策ですが、使い方を間違えると、かえってヤケドをしたり体に負担をかけてしまうこともあります。
成人式という特別な日を快適に過ごすために、ぜひ次のポイントだけは押さえておいてください。
① 直接肌に貼らない(低温やけど防止)
これは一番大切な注意点です。
カイロは必ず衣類の上から貼るようにしてください。
カイロは温度が高すぎなくても、長時間同じ場所を温め続けることで低温やけどを起こすことがあります。特に着物は長時間着っぱなしになりやすく、「脱いだときに初めてヤケドしていたことに気づいた」というケースも少なくありません。
低温やけどのリスクは、メーカーや環境によって差がありますが、長時間の使用でリスクが上がる点は確実とされています。
② 首・背中の上・太もも裏は避ける
「血管があるから」と、首の後ろや背中の上のほうに貼りたくなる方もいますが、着物の場合はおすすめできません。
理由は、
• のぼせやすくなる
• 気分が悪くなる
• 汗をかいて逆に冷える
といった不調につながることがあるためです。
これは、帯でお腹を圧迫した状態がそもそも「のぼせ」やすく、頭の近くを温めることで熱が余計にこもってしまうからです。また、太ももの裏側は座ったときに押し付けられて衣服の上からでもヤケドのリスクが高くなるため注意が必要です。
③ 帯の真下・締め付けが強い場所は避ける
帯のすぐ下や、締め付けが強い部分にカイロを貼ると
・動くたびに違和感が出る。
・圧迫されてヤケドの原因になる。
・カイロのせいで血のめぐりが阻害される。
といったことが起こりやすくなります。寒さ対策は「強く温めること」ではなく、血流を助けることが大切です。
④ カイロは少なめがおすすめ
「寒いから」と用心してたくさん貼るのはおすすめできません。
体が温まりすぎると、屋内に入っている間に汗をかき、その後一気に冷えてしまうことがあります。
• 体の中心に2〜3枚
• 足りなければ途中で追加
このくらいが、体への負担が少なく寒さ対策ができる量になります。
成人式の寒さ対策は、「たくさん貼る」ことではなく「正しく使う」ことが何より大切です。
まとめ
着物は構造上どうしても体が冷えやすく、我慢だけで乗り切ろうとすると体調を崩してしまうこともあります。
今回お伝えしたポイントは
• 成人式の寒さ対策では、『体の中心(お腹・腰)を温めること』が大切。
• カイロの貼る場所を選べば、見た目や動きにくさの心配が少ない。
• 直接肌に貼らない、枚数を貼りすぎないなど、基本的な注意点を守ることが重要。
になります。
成人式は、一生に一度の大切な日です。だからこそ、「楽しかった」「良い一日だった」と思い出に残る日にしてほしいと思います。
もし「毎年冷えやすい」「手足の冷えが特につらい」「体調面が少し不安」など、普段から冷えや不調を感じる場合は、事前に体の状態を整えておくことも大切なポイントです。
体の冷えや、寒いときに不調になりやすいとお悩みの方はぜひ当院にご相談くださいね。

成人式という特別な日が、体にとっても無理のない、思い出に残る一日になりますように!
柔道整復師・鍼灸師 荒戸佑介
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